■羽布貼り複葉機の楽園で



さて、では中に入って行きましょう。
正面入り口前にあるゲートガードの串刺しにされたハリケーン(右)とスピットファイア。
まあ、野ざらしでこの状態ですから、その保存状態は察して知るべし。
ここはさっと見たら次に行きましょう。




で、前回も気にはなっていたのが、屋外にあるこの艦艇展示。
なんで空軍の博物館に船?と思ったんですが、場所が余ってたんだろう、
くらいに考えていました。

が、今回は時間があったので説明のボードを読んでみたら、
イギリス空軍は、第二次大戦時から1991年まで(つまりソ連崩壊の年まで)、
艦船部門を独自に持っており、そこで使われてたボートだとか。
68フィート 救命艇だそうで、その名の通り、周りが海のイギリスで、
海上に脱出したパイロットを救助するためのボートだったとのこと。
冬場とかの生存確率は救助時間しだいですから、高速艇となっています。
ついでに、対潜哨戒任務の訓練用標的を牽引するなどもしてたとか。

海でも、いろいろやってたんですね。




で、そこからは前回見損ねてるグラハムホワイト工場を目指す。
なにせ午前中しかやってない、というのだから最初に見てしまわねば。
(2011年3月下旬からは午後も開いてるとのこと)

が、案内板のようなものもなく、ホントにこっちでいいのか?
という感じの場所に入り込んで来てしまいます。
どうみても、関係者の皆様用の建物なんですが、
そんな建物も何か由緒を感じさせるのがイギリスらしいとこでしょうか。

ちなみにコーリンデルは、他のイギリスの航空博物館に比べると、
ロンドン近郊ということもあって比較的狭いんですが、
それでも中を歩き回ると、それなりの面積があります。




恐らくこれかなあ、という建物をようやく発見。
右側に小さく写ってる看板でどうやらこれらしい、と確認できたので、
ではさっそく行ってみましょうか。



入り口はここ。
上にグラハムホワイト工場の文字が。あ、間違いなくここです。
味がある建物だなあ。


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